実験模型

風圧実験模型

メインビジュアル

建築物壁面や窓ガラスなどが風から受ける圧力を測定する実験模型です。
環境実験模型同様に周辺模型と組み合わせる(環境実験模型と兼用可)場合や、計画建物模型単体で実験される場合もあります。

形状

計画建物模型は外形形状の全域にわたり克明、精密に再現されます。
特に実建物で空気の透過性のある壁材(パンチングメタル、ルーバーなど)が用いられている場合は、模型でも同様に再現、空気の透過を確保しなければなりません。

 

風圧測定孔

計画建物模型の壁面全域に風圧測定孔が設けられます。測定孔は壁材に埋め込まれた細い銅パイプで構成されます。
圧力変動は銅パイプ、特殊チューブ(内径、硬度が管理されたもの)を介し、圧力計へと伝えられます。
測定孔の数に比例し、模型内部には銅パイプとチューブが密集するので、模型の設計、製法、組立手順の構築に、制作者の熟練を要します。