風洞実験装置

実車風洞用トラバース装置

  • 実車風洞用トラバース装置

実車を用いた風洞試験において、車体周りの気流の流速測定用のセンサーや、走行時の風切り音測定用のセンサーを任意の位置へトラバースすることができます。支持フレームは極力風に影響を及ぼさない形状としており、高風速においても正確な位置決めが可能です。

特長

1) 運転操作はティーチング・プレイバックで自動化できます。
2) 風路内フレームは流線型とし、材質は高張力アルミ合金を採用。また、構造は有限要素法を取り入れた設計で風による振動を極力抑えています。
3) スムーズな加減速制御によりセンサーに衝撃を与えること無く短時間で次の測定位置へ移動することが可能です。
4) 先端部は流速計やマイクロホンなど試験目的に合わせての取替式を採用しています。

仕様

型式 HVT-16-9-3-200
駆動軸 メイン4軸、先端部ユニット2軸
メイントラバース X軸:16m、Y軸:9m、Z軸:2.7m、Z1軸:±160deg
先端部ユニット X1軸:±160deg、Y1軸:±25deg
トラバース速度(Max) X・Y軸:300mm/s、Z軸:100mm/s
耐風速 200km/h(=56m/s)

※1 : 上記仕様は弊社実績の代表的な仕様です。トラバース距離、軸数など各仕様それぞれご要望に合わせてご提供させて頂きます。