風洞実験装置

暴風雨風洞システム(可搬式)

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暴風雨風洞システム(据付式)と同様に、試験体に風・水を吹き付けることを主目的とした風洞であり、本風洞の大きな特徴は可搬式であることにあります。
風洞を移動することができるので、例えば実証試験用の複数の建造物に対して、試験する建造物の近くに都度風洞を移動・設置するという使い方が可能です。 暴風雨風洞は標準的に脈動風発生機構を備えており、台風による風が激しく変動する様子を模擬します。

特長

1) 送風機・制御盤等を含めた一式をコンパクトにまとめており、キャスター付き架台にて移動可能です。
2) サイン波形による脈動風発生機構を標準的に備えています。脈動風は最短の周期で約4秒になり、その周期での最大風速と最低風速の比は約2:1になります。
3) 吹出口に取付ける風向ベーンを標準的に備えており、吹上風・吹下風が実現できます。

仕様

吹出口サイズ及び風速範囲 1) W1200×H400 5~30m/s
2) W800×H400(増速ノズル[付属品]使用時)7~40m/s
変動風性能 1) 最大風速:35m/s
2) 風速可変範囲(最短周期時):50~100%
3) 応答周期:3.6秒~∞
電動機 AC200V、30kW
上下風 ±20度
散水量 4L/(㎡・min)

※1 : 暴風雨風洞システム(可搬式)については、最低限必要と想定される吹出口サイズ及び風速と、可搬可能な機器サイズ・質量の限界との兼ね合いで、上記仕様を標準品とさせて頂いております。
ただし、上記仕様と異なるご要求に対しても検討させて頂くことは可能ですので、お問合わせ下さい。